グラフィックデザイナーの転職動向と傾向
グラフィックデザイン業界では終身雇用というよりは、転職を繰り返して、昇給・昇進を実現するグラフィックデザイナーの方が多い傾向にあります。一般企業と異なり、勤続年数が評価の大きな対象とは言い切る事は難しく、キャリアプランを見据えた、転職なら評価が下がることはありません。ここでは主な転職動向を紹介いたします。
グラフィックデザイナーから転職する主な動向と傾向
昇進・昇給を見据えた転職。デザイナーからディレクターへより責任の範囲を広げる為の転職。Web業界への転職。他の業界へ転職。または独立を選択する場合もあります。それぞれ自分のキャリアプランを見据えての事ですが、一度しか無い人生。慎重に熟考して下さい。
アートディレクターへ昇進の為の転職
転職をきっかけに昇給・昇進の為にアートディレクター職に就く方もいます。アートディレクターはグラフィックデザイナーやフォトグラファー・コピーライター・編集者・イラストレーター・フォトグラファーをチームとしてまとめる役割を担うので責任が大きくなる為、評価が上がるポジションです。
Webデザイナー・Webディレクターへ転職
インターネット・スマートフォンの普及、ネットワークのインフラ設備の普及により企業が投資する広告宣伝費が紙媒体からWeb媒体に大きくシフトしている中、グラフィックデザイナーもWebデザイン・Webディレクションを手掛ける業務が増えつつあります。グラフィックデザイン業界とWebデザイン業界の垣根が近づき始めているので、転職を機に、将来を見据えグラフィックデザイナーからWebデザイナー・Webディレクターとして転職する人が増えているのも今の時代の特徴の一つです。
スキル・経験を活かし関連する職種へ転職
グラフィックデザイナーとして活躍後、手に職をつけ、磨いてきたスキルやセンスを生かして他業種・異業種へ転職する方も大勢います。デザインとイラストレーション両用の仕事をしていた方はイラストレーターへ転向する場合もございます。デザインの仕事は多種多様で、グラフィックデザインのみならず、映像や編集・ライティング等の仕事も担当するプロジェクトもあったりし、関連したスキル・知識を業務の流れで習得する場合もございます。
グラフィックデザインの業務はクライアントの売上を意識したり、売れる為のデザインを考えたりする経験を積む中で、グラフィックデザインというカテゴリーから新しい業界へ挑戦できる素養が培われているのも理由の一つです。
グラフィックデザイナーから転職する主な職種・業界とは?
- イラストレーター
- 映像クリエイター・動画編集等の映像・TV業界
- 出版・編集者
- 企業の広報担当・宣伝担当
- ブランディング・マーケティング担当
- 芸術家(アーティスト)
フリーランスのデザイナーとして独立
デザイナーの独立はMACとAdobe Photoshop・Illustrator・InDesign、フォント、インクジェットプリンタ・スキャナの準備等で、初期投資がかなり低く独立できますので、培った人脈やスキルを活かしてフリーランスとして独立される方も大勢います。
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