グラフィックデザイナーの面接の注意点は?
面接の最初は自己紹介が終わったら、提出した履歴書・職務経歴書をもとに、面接官が気になった所を質問してきます。特に未経験者の方は何故グラフィックデザイナーを志望したのか、志望動機を質問される事が多いので、そのつもりで質問に対する回答を用意しておいて下さい。面接の流れやルールは大まかな共通項はありますが、各企業の面接官によって様々です。雰囲気や質問の仕方も同じ会社は無いといっていいでしょう。
注意すべき面接の流れ
グラフィックデザイナー職の面接では大まかな基本的な流れがあります。下記の5段階になりますので、そのつもりで面接にのぞんで下さい。
- 最初の自己紹介は元気よく・丁寧に。
- 志望動機を最初に聞かれたら、手短にハキハキ答えて下さい。
- 面接官が、導入の簡単な質問にうつったら、手短にハキハキ答えて下さい。
- 次にポートフォリオの質問になるので、理解しやすい易い言葉で丁寧に答て下さい。
- 次にあなたから質問ありますか?と聞かれるので、疑問点を質問する。
注意すべき未経験者の為の志望動機の回答例
- 中学校・高校と美術部(写真部・漫画部)に所属し、学校祭で展示される作品づくりから、将来何かデザインに関する職種に就きたいと思うようになりました。
- ○○○の作品を拝見して、将来自分もその作品のようなものを作れるデザイナーになりたいと思ったからです。
面接でよく聞かれる質問
- 好きな・尊敬しているグラフィックデザイナーはいますか?
- 好きな映画・小説・書籍は何ですか?
- ポートフォリオの制作実績・作品はコンセプトや思考・作業の過程は?
- 将来どのような仕事をしたいか?
好きな・尊敬しているグラフィックデザイナーは?の質問のポイント
よく聞かれる質問ですので、必ず答えられるようにしておいて下さい。同じ業界の先輩のグラフィックデザイナーの過去の作品を多数見て、自分の好きなグラフィックデザイナーを探して下さい。グラフィックデザイン以外のカテゴリーでも問題なく、過去の作品を見たり、時系列で歴史的にデザインの流行や流れを知る事もデザインの勉強にもなります。日本のデザインの歴史は海外から影響も受けていますので、日本人のグラフィックデザイナーだけでなく、海外の有名なグラフィックデザイナーの作品を調べるのも大切です。
グラフィックデザイン以外の建築・空間デザインやプロダクトデザイン、Webデザイン等にも目を向けて面接時に回答すると幅広く学んでいる印象を与える事ができます。
好きな映画・小説・書籍は何ですか?の質問のポイント
面接官はあなたの好み・趣味・嗜好・センスを面接で判断しようとします。ポートフォリオだけでなくデザイナーとしてのセンスを判断する為に、好みの文化・作品を通してデザイナーとしての完成を見抜こうとしますので、必ず答えられるように準備しておいて下さい。決して流行に合わせる必要は無いので、好きな事を正直に伝えても問題ないです。重要なのは何故好きかを論理的に明確に答えられるよう、準備することが大切です。
制作実績・作品のコンセプトや思考の過程は?の質問のポイント
面接官や採用担当者はポートフォリオは丁寧に見て、コンセプトや思考の過程を質問する事が多いです。デザインという表現を理解する為に、グラフィックデザイナーとしてどういった価値観や思考方法でデザインを行っているか、あなたのデザイナーとしての実力を計っています。とても重要な質問ですので、手短に明確に答えられる準備をしておいて下さい。特に未経験者の方が自主的に制作した作品はクライアントワークと違って、面接官・採用担当者も理解する為に質問される事が多いので、こちらも準備をおこたらないで下さい。
あなたの将来についての質問(将来どのような仕事をしたいか? どのようなデザイナーになりたいか?)
面接官や採用担当者は面接の終わりのほうに「将来どのような仕事をしたいか?」「将来どのようなグラフィックデザイナーになりたいか?」と将来についての質問をしてきます。もちろん将来について今話しても、目標や夢は変化しますし、あまり意味なさそうな質問にも感じますが。面接官や採用担当者はあなたの将来に対するビジョンや目標を知りたいのと同時に、それをどのくらい論理的に伝えられるか人間性やコミニュケーション能力を判断する質問となります。
夢や目標を他人に語るのは気恥ずかしかったり、大きすぎて否定されるのが怖かったりしますが、冷静に丁寧な言葉で伝えると問題ありません。一番よくない返答の質問は本当はあるのに「今は思いつかない。今はない。」とないとつたることが一番面接時にポジティブな評価に繋がりません。
ここでは、あくまでも目標や夢を叶えられるかどうかではなく、返答するには意外とハードルの高い質問に対してどのくらいポジティブに明るく答えられるかが重要です。これは、求人に応募する前、面接前に十分準備できるものになるので、しっかり準備して面接に望んでください。
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