アプリ開発時に気をつけたい「利用規約」
Webデザイナーの主な仕事は、Webページを見やすく、使いやすくするため構成とレイアウトを決めてデザインを作ること。しかし、様々なwebサービスを提供している企業では、Webデザイナーであってもアプリ開発に携わることもあり、自分の専門以外の業務への知識が必要になることも考えられます。
このようにアプリ開発では専門知識や技術だけでなく幅広く知識が必要です。例えば、円滑にリリース・運用するためには利用規約を用意しなければならないため法知識も必要です。
アプリ審査をクリアするために必要な利用規約
アプリを配信するためにはなによりも利用規約が作成されていることが重要です。
開発したアプリをアプリマーケットでリリースする際、正常に動くか、不快な表現を含んでいないかということを確認するための審査があります。審査にクリアしてリリースされますが、事前に念入りな確認作業をしていても思わぬことでリジェクト(申請却下)されることは珍しくありません。
リジェクトの基準はアプリマーケットによって異なる点と、共通する点があります。共通する点の1つは、ユーザー登録を伴う場合はユーザーに利用規約を提示できるシステムがなければいけないことです。リジェクトされないようにするための一歩目は、適切な利用規約を作成することにあります。
利用規約作成時の重要ポイント
アプリ審査をクリアするために必要な利用規約は、ユーザーが未成年者であることを想定して作成するのがポイントです。
民法上の原則としては、「保護者の同意がない場合には、未成年者はその取引をいつでも取り消すことができる」とされています。そのため、未成年者ユーザーが有料サービスを申し込んだ後に保護者が取引を取り消すことになれば返金手続きをしなければいけません。そうなると売上が減少し、返金手続きに追われてその他の業務に支障が出てしまう可能性もあります。
リスクヘッジとしてサービス申し込み時の年齢確認と生年月日の入力は必須です。この時点で未成年者に該当する場合は、サービスの利用可能制限を設けることでアプリ開発者・ユーザーの双方にとって安全な取引ができます。
適切な利用規約を作成するためには法知識が必要になります。アプリ開発に携わる方はしっかり把握しておくことが大切です。
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